アイコネADV「GARNET PARTY」第1章感想 ~1つのゴールと3本のStar*Trine~
アイコネ感想・考察シリーズ第2弾!!
今回はメモリアに続き、感動具合で言ったら3ユニット中1番じゃないかと界隈で騒がれていた*1「GARNET PARTY」第1章の感想・考察を書いていきます。
このユニットも相変わらずストーリーが素晴らしい…。
もちろんメモリアも奥深くて良かったんですが、ガネパにはまた違ったエモさがあるんですよね。
前者は読めば読むほど味が出てくるんですが、後者はもうダイレクトに心に訴えかけてくる感じ。
ただ含みのある物語だけが良いわけじゃないことを認識させられたような気がする、そんなストーリーです。書き終わってみると言うほどダイレクトか…?と思ったのは秘密です。
あと、前の記事やっぱ長いかな~とも思ったんですが、いざ端折りながら書こうとすると結構モヤモヤするんですよね。言いたいことが言えない感じがして、ブログを書く目的を達成できてない気がする…。
更に言うと感想文とか言いながら中身は課金コンテンツの紹介文になってたのでどうしようか…と色々迷走してたんですが、取りあえず推しの火ノ前留奈ちゃん要素を増やせば感想文っぽくなるんじゃないかと思ったので(安直)、今回は推し語りを兼ねて感想文のような何かを書いていくとします。
これを読んだ方がアイコネに興味を持ってノベルアプリを購入してくれるとかなり奇特だと思うけど嬉しいし、逆にもう買った人がこの記事から「そういう考え方もあるのか~」みたいな知見を得てくれたらそれはそれでめちゃくちゃ嬉しいです。
では本題に参りましょう、「GARNET PARTY」第1章感想~1つのゴールと3本のStar*Trine~です。
注:できるだけ話を読んだリアルタイムでの見解を書くようにしてますが、もしかすると第二章以降の内容と整合性がない部分があるかもしれません。発見次第訂正する予定ですが、ご了承下さい。
火ノ前留奈という存在
建前ともいえる面接を受けていた彼女の名は火ノ前 留奈。
留奈「ちっちゃいオフィスだけど、まあまあキレーな感じよね? センスも悪くないと思うわ。これならまぁ、留奈が所属してもいいかしら」
その口調からはいかにも高飛車で、取っつきにくい印象が。
P「うん。それじゃあ面接はここまでにしようか」
留奈「……そう。お願いするわ。人に頭を下げるなんて初めてよ。た、態度が大きすぎたりしなかったかしら。……よく言われるの。る、留奈はアイドルになれるわよね? こんなに、頑張ってるんだから。なれるわよね?」
注目して頂きたいのは太字のセリフです。自分の未来への挑戦に懐疑的な念を抱いている留奈。
彼女がアイドルに憧れを抱いたのは5歳のときです。その気持ちは10年間変わることなく、今本格的に「アイドル」の世界に足を踏み入れようとしています。しかし、この発言からは彼女は「自分自身の努力が間違っていた」と自覚してしまうことを恐れているように見えます。
努力は積み重ねれば積み重ねるほど、得られる「結果」に期待する気持ちはそれに伴って大きくなっていく。
ですが、彼女のその努力は期待だけでなく、報われないことに対する恐怖さえも増幅させてしまうほどのものだったんです。
認識の問題でもありますが、何か行動を起こした後、その結果が自分の望むものではなかった時、まず疑ってしまうのは「自分が積み重ねてきた努力」なんだと思います。
今まで一人での練習を続けてきた、言い換えれば成長の元が100%自分自身の努力である彼女だからこそ、その「努力」こそをまず得られた結果に結びつけてしまう、というわけです。
ここは彼女が余り出さない不安が表れてるシーンだな、と感じました。
(そういう絶対的な自信を持ってるところが推しポイントなんですがね)
また、ここで考えたのは彼女の「成長」のあり方は他の子と異なるものになってくるのでは、ということです。
例えばメモリアの3人は、前の記事で触れたように何もアイドルを知らない状態から成長を始めます。ゆえに、練習をこなして、実際にライブをして…と、「アイドル」としての経験を通しての成長がメインになるはず。
しかし、留奈は実地経験は無いにしても、「アイドル」に憧れて努力をしてきた存在。ゆえにここで描かれる「成長」もより人間的なものがウェイトを占めるんじゃないかと。
そういった意味では、彼女はこの事務所内で「イレギュラー」とも呼べる存在だと思えてきます。
出会い、そして失望。
「GARNET PARTY」を構成する他のメンバーは、留奈と同い年の高花ひかりと、事務所で最年少の古風楓。
ひかりはとにかく明るい性格で、人を引きつけるようなオーラを持っている女の子。
対して楓は口数が少なく、表情にも乏しい。本人もそのことを気にしているようで、たまに笑顔の練習をしている「健気」を体現したかのような子です。
もちろん二人もアイドルとしての経験は一切なく、ひかりに至っては「トップアイドル」が何なのかも知らない始末。
留奈としては意識が高く、共に高みを目指せるようなメンバーと組むことを期待していたために、この2人と組むことを知ったときは「だまされたわ」と口にするほど。
ひかり「留奈ちゃんも改めて、今日からよろしくね?」
ひかりが、とことこ駆け寄ってきて留奈に握手を求めていた。けれど留奈は、握手を返さない。
留奈「……高花ひかり。高花ね。そ、そういうことは、ちゃんと結果を出してからにしてもらおうかしら」
握手すらも返さない留奈ちゃん、だいぶ拗らせてます。
アイドル経験がないという事実が拍車をかけてよりツンケンしてる感じもしますが、やはりアイドルに馴れ合いは必要ない、と考えているところはあるんじゃないかと。
その一方で、
楓「まひろさん、ゆのみはどちらにありますか」
まひろ*2「はい、棚の下の方ですよ」
マイペース全開。これ部屋の中には緊迫した空気と癒やしマイナスイオンが共存するかなりカオスな状況なんですよね、不安しかありませんね。
ここでPさんが持ち出したのは、事務所のアイドルが全グループ、月末フェスに参加できるという知らせでした。
月ごとのイベントに毎回全アイドルの1/3が出演するとかアイドル需要高まりすぎでは…?とは思ったんですが、出場するためのハードルは結構高いそうで。
上は常連のトップアイドル、下は人気が出てきた新人で回せば意外と運営できるのかも。その「下」側が更に売れるきっかけにもなるのか…?(浅慮
とまあそういう流れで、この機会を逃すまいと知らせを聞いた3人、改め「GARNET PARTY」は月末フェスという第一目標に向けて走り出していきます。
「それが『当たり前』でしょ?」
恒例のレッスン場で初のダンス練習に臨む三人。
「二人よりも圧倒的にアイドルとしての能力に長けている」ことを自負する留奈は、ひかり・楓をリードしようとステップを披露。
かなり情報量が少ないながら推測しますが、留奈としては多少なりとも二人に自分のポテンシャルの高さを見せつけたいという意思があるんだとは思います。しかし、留奈自身はその行動が二人を鼓舞しうるものになると確信しているようにも思えてくるんですよね。
先述したように、彼女は意識の高い、共にトップアイドルを目指せるような者とチームを組めると思い込んでいた。しかし、現実はアイドルに縁もないような、住む世界が、生きてきた時間が全く異なる子と組むことになってしまった。
そこで彼女ならどう動くか?
この「自分の能力を見せつける」目的は、ただ自慢することでもない。アイドルの世界の厳しさを知らしめることでもない。
ただ、今まで磨き上げてきた自分の努力の結晶をその目で見て欲しい。そして、いずれ留奈が認めるような結果を出して欲しいという想いがこの行動の底にあるんだと思います。
この行動の目的そのものが、「自分のこそが、2人が留奈に見合うアイドルになるための努力をするトリガーとなる」という確信に基づくものなんですね。
「留奈に見合う」と表現したのは、この時点では「同じチームだから」という少々打算的な理由がくっついてくるというところがあるからです。あくまで彼女の最終目標はトップアイドルになること。自分とチームを組む以上、実力を付けてもらわないと困ると思っており、外面的だけでなく、内面的にも見下しているスタンスであることは事実なわけです。
(それでも「こんな事務所出てってやる!!」とかならないあたり良い子なんですよ…)
そんな留奈の余計なお節介気遣いも虚しく、彼女が踏んだステップを軽々と真似てのけるひかり。
その才能の欠片を目の当たりにし、悔し紛れに言葉をかける留奈。
留奈「た、確かに認めるわ。留奈と同じくらいには踊れてる……大した、才能ね」
火ノ前留奈は、多大な「努力」によって自分を成長させてきた存在です。そんな彼女の目には、「才能」を持つ人物はどうしても「苦労せず実力を得た人間」のように映ってしまう。
留奈が抱いた嫉妬や羨望に近い感情は、彼女なりの抵抗として「大した、才能ね」という皮肉に変換され、ひかりにぶつけられています。
努力と才能の話についてはネットの大海に溢れていそうなので割愛しますが、黒い感情を表に出さないで暗喩的に伝えてるあたり、人間味がこれでもかと表れててうおおおおおお!!!ってなります。(精一杯の語彙)
数日後。月末フェス当日が徐々に近づいている中で、レッスン中に楓が転倒し足を捻ってしまいます。軽く捻っただけだから大丈夫だと告げるかえちゃん。
その言葉に安堵する二人でしたが、問題となったのはその後の彼女たちの言動なんです。
留奈は「このまま練習を続けよう」という意思を示すために無言で手を伸ばします。
フェスまでの時間が限られているからこそ、そして楓自身がアイドルへの道を歩み始めたばかりだからこそ、動ける以上は練習を継続しようという留奈にとっては当然の考えを提示したわけです。
それに対して、ひかりは「心配だから今日は休んだ方が良い」と提案します。
連日の練習で疲れが溜まってるんだと判断し、これ以上大きい怪我を負ってしまうことも考慮すると一度休息を取るべきだと促す彼女の考えもまた当然のように思えます。
二人は互いに自分が最善だ、当然だと思う案を提示したわけですが、それは明らかな対照をなすものだったんです。
何がこの思考の違いを生んだのかと言えば、表面的には二人の「優先度」の違い、大きく言うと「生きてきた世界」の違いなのではないかと。
できる限り良いパフォーマンスをすることを目指す留奈にとって最も優先されるのは「向上」ですが、アイドルに辛さや苦しさではなく楽しさ、喜びを求める(というよりそういった先入観がある)ひかりにとっては「保身」が第一優先事項になるのが当然なわけです。
この一見小さな対立は、互いの過去の時間、環境、世界から徐々に固定されていった、あまりに異なった二つの軸に基づくものなんだと思います。
ひかり「だめだよ、かえちゃん疲れてるんだもん、休ませなきゃ」
ひかりの反論に一瞬黙りこくる留奈。
留奈の出した意見が今まで築いてきた自分軸に基づくものなら、それを否定してひかりの提案を認めることは「今までの自分を否定すること」とイコールなんですね。だからこそ、そこを曲げることはできない。
留奈「……あ、甘いことは言ってられないわ。留奈たちは、もうアイドルなのよ。ライブの映像だって見たでしょ? あれが留奈たちにできなきゃいけないのよ」
ひかり「……で、でもプロさんいってたもん! アイドルは楽しいものだって。ーー押しつけちゃ、だめだよ? わたしたちもまだ最初のライブなんだからーー」
留奈「……最初のライブだから? ……それもそうね。悪かったと思っているわ。いい時間だし、今日はもうそろそろあがってもいいんじゃない……?」
この「最初のライブだから」というひかりの発言。これもまた2人の自分軸*3の違いが表れてます。
ひかりにとっては、最初のライブだからこそ「無理をせず楽しいものにしたい」。
留奈にとっては、最初のライブだからこそ「手加減をせず完璧に成功させたい」。
この「最初のライブだからこそどうしたいのか」、という点でも2人の考えはまるで違うんですね。もちろんそれぞれの考えはそれぞれにとって当然なものです。
留奈はそのことに気付き、互いに理解することはできないんだと確信してしまった結果開き直るような態度を取ったんだと思います。
そしてもう一つ、というか個人的にはこっちがメインなんですが、留奈が一瞬黙りこくったことについて。
留奈は自分が当然だと思う意見を出しましたが、それがひかりにとっては「押しつけ」でしかないことを言葉に出した上で明確に指摘されてしまったわけですが、これは同時に留奈の自分軸に、今までの生き方で固定された考えに「揺らぎ」を生じさせているんですね。
自分軸に基づいた「考え(=意見)」が間違っているのだとしたら、それこそその自分軸を作り上げてきた今までの生き方、努力が間違っていたのでは、と思うわけです。
つまり、ここには自分のやり方、ひいては自分自身に対する「疑い」が生じているわけです。
自分で自分を信じることができない、自分軸の支えであったはずの絶対的な「自信」が崩れ出すシーンなんだと思えます。
和解
そして迎えたライブ前日。
居心地の悪い練習が続いていた時、3人がPさんと話し合った結果、それぞれが「自分に責任がある」と感じていることが判明しました。
留奈は「練習中の空気を悪いものにしてしまった」こと。
ひかりは「留奈のことを理解できなかった」こと。
楓は「自分の怪我がなければこんな衝突は起こらなかった」こと。
また、ひかり自身は留奈のことをこう思っていたんです。
「何が悪かったか分からなくて。どうしてあんなに留奈ちゃんが一生懸命なのかも、分からなくて」
そう、この衝突に欠けていたのは「互いを理解しようとする気持ち」なんです。仮にその気持ちがあったとしても、会ってから長い時間を経てもいないから理解することは難しい。そのことに気付いたプロデューサーはひかりと楓を呼んで夜の事務所に連れて行きます(やましい意味では断じてないです)。
そこには練習場でひたすら1人で踊り続ける留奈がいました。
P「アイドルを目指したいっていうあの子の気持ちを知ってもらえたら、何か誤解みたいなものがなくなるんじゃないかと思って」
留奈「……楓、高花」
2人の存在に気付いた留奈。一瞬嬉しそうな顔を見せますが、プロデューサーの姿を見て2人がいる原因を察します。
ひかり「わ、わたし、知らなかったよ。留奈ちゃんがそんな頑張ってるの。一言、練習を頑張ろうって言っただけなのに私、ええと、ごめん…」
留奈「……今更、言っても、本番は明日なのよ」
ひかり「分かってるよ。でも、あのね、あの、留奈ちゃん? ーーえっとね、一緒に練習してもいい、かな?」
何気なく言われた一言なのかもしれない。でもたぶんそれは、留奈が一番欲しかった言葉なのだと思う。
留奈「……留奈に追いつけなかったら許さないんだから。追いつける、でしょうけど!」
この和解のシーンだけは本当に台詞と地の文だけで十分だと思います。(むしろ何か余計なこと言うと「美」みたいなものを崩してしまいそう)
そうして、ようやく第一歩を踏み出したかのように、GARNET PARTYの、「3人」での練習が始まったのです。
――飛び出せ、この世界を
(やっとこの記事の「本質」の話です)
ライブが終わり、歓声が辺りを支配する。
唐突に話の構成の話題に移りますが、(メモリアの記事もそうですが)ストーリー上の特徴としてライブシーンではなく、ライブ後のそれぞれの感情を丁寧に描写するというものがあります。
演じた「アイドル」自身がライブを通して何を感じたのか、何を思ったのかという「感情」だけを通して、そのライブがどんなものだったのかを読み手に想像させる。
アイドルコネクトの本家アプリがライブシーンを基にした音ゲーだからストーリーの方では感情重視ってことなんですかね。
(ガネパでもライブシーンを表しているであろう文は「色んな光が舞った」のみです。)
さて、ここにきてやっとメインの話をします。(一応ストーリーについては終わりです)
基本どのユニットでもこのライブ後の高まった、嘘の無い感情を精一杯吐き出すシーンが好きなんですが、このガネパ第一章ではこの部分が飛び抜けて好きなんですね。
というのも、話全体の「火ノ前留奈」の心理変化に注目するとこのシーンはかなり大きな意味を持っていると感じるんです。
主にその意味は「過去の自分の肯定」と「新たな成長の始まり」の2つに分けられます。
①過去の自分の肯定
ここまで留奈が自分に抱いた「疑い」の話をちらほらしてきました。
事務所に所属することが決まった時の「自分はちゃんとアイドルになれるのか?」という疑い。
ひかりに「押しつけ」だと指摘されて生じた「自分の考えが間違っているのか?」という疑い。*4
どちらもその疑いを認めてしまえば、文字通り独りで固定してきた自分軸を揺るがすものになります。
環境の変化・他者の干渉という外的な要因によって意図せず引き起こされた「疑い」を背負ったまま留奈は初のライブに挑むわけですが、その後にはこう言っています。
「これが、アイドル……? これが留奈の目指していたもの……?
さ、さい―― 最高じゃないっ! やったわ!」
そう、留奈自身がライブを「最高」と評価しているんですね。
“努力のみで築き上げてきた自分”のライブを、自分自身が「最高だった」と感じている。
ここに今までの自分を疑う余地があるわけがないんです。
結局「火ノ前留奈」を認められる存在は「火ノ前留奈」だけであって、むしろこの「疑いは杞憂であった」という経験を通して今までの生き方、努力、考え、つまり自分軸をより確固なものにすることができたわけです。
これは火ノ前留奈がアイドルを想ってきた10年間を全肯定する、「1つのゴール」なんだと思います。
②新たな成長の始まり
2つ目の意味は「新たな成長の始まり」です。
見方によれば留奈がその自分軸を確固にできたのはひかりの指摘があったからこそなんですが、これを留奈の「成長」と見ると、初めて自分の努力以外のものを糧として成長したと取れるんですね。冒頭の言葉を使えば成長の元が増えたわけです。
ここで、「成長の多様化」という見方によっては大きな成長を成し遂げた上で、新たな「Star*Trine」を引いたんじゃないかと。
この2つの意味があるからこそ好きなんですよね。「何が成長となるかはその時にならないと分からない」ということを象徴している、と感じられます。
正直(何回も言いますが)やっぱりアイコネのストーリーは面白いです。色々言ってきましたが、「始まり」と「成長」に注目していくと格段に面白くなると個人的には思ってます。
最近はファンクラブもできて「本当にあのアイコネちゃんか??」ってくらい動きが活発になってるので今後の展開が楽しみですね。
ゆっくりで構いません、全国のプロデューサーの総意だと思いますがいつまでも1stライブを、奇跡の誕生を待っています!
*1:当社比
*2:プロデューサーの補佐的存在です
*3:価値観と自分軸の違いについては
http://www.housing-coach.com/blog_kawaguchi/2016/02/02/485/
の記事が結構しっくりきます。
*4:話中でプロデューサーの「どちらが正しいとかそういうつもりは全くない」という描写がありますが、これはもちろん留奈自身の認識ではないと思います。