始まりを知りたい

始まりを知りたい

それは、セカイを変えるスタートライン。

「アイドルコネクト」を知って欲しい。

二回目の記事ということで、「アイドルコネクト」というコンテンツについて紹介していこうと思います!

前回は「ラブライブ!」にハマった経緯などを書いたんですが、こういうマイナーなゲームについて色々語っていくのもブログを書こうと考えた目的の一つでした。(若干違った気がするけど)

この記事が、読んでくれた皆さんに「アイドルコネクト」に興味を持って、そして好きになってもらえるきっかけになれば嬉しいです。

 

 

「アイドルコネクト」とは?

まずはこの動画を見てください。話はそれからです


アイドルコネクト AsteriskLive プロモーションムービー第一弾

 

留奈ちゃん!!!!可愛いよ留奈ちゃん!!!!!

ご覧のPVの通り、「アイドルコネクト」、通称「アイコネ」の始まりはスマホアプリでした。ジャンルとしてはリズムゲームの部類に入ります。

タイトルは「アイドルコネクト -AsteriskLive-」。

公式サイト(http://www.idolconnect.jp)では次のように紹介されてます。

今じゃない、いつか。

 

ほんの小さなアイドル事務所を経営するアナタの元に、

最初に集まったアイドルは、たった9人の女の子。

 

夢はない、目標もない。

けれど、ステージに立った瞬間、あの子たちの何かが変わった。 

 

これは、普通の女の子が、やがて世界に歌を届けるまでの物語。

普通の女の子が、やがてアイドルと繋がっていくまでの物語。

この最後の文、「アイドルと繋がっていく」って表現はちょっと違和感がありますよね。普通だったらアイドルに「なる」だったり「目指す」といった言葉を使いそうなんですが…

これは後々ストーリーを読むと分かるのですが、この登場人物である9人の女の子たちはほぼ全員が夢や目標を持ってないんです。それこそ「アイドル」なんて縁遠いもので、自分がなれるなんて考えもしない。完全に「何もない」状態からのスタートだったんです。

(PVにも「アイドルって、一体なんですか?」とあります)

そんな状態から自分とかけ離れた存在である「アイドル」を目指すー「繋がる」という表現はそのスタートからゴールの中にある、あらゆる彼女たちの物語を表すものだと考えています。

例えると、自分の前に散らばっている何本もの糸(=何もない状態)を時間をかけて次々と繋げていき、「アイドル」へとその糸を伸ばしていく。長い糸の途中途中にあるいくつもの結び目こそが、彼女たちの成長の証である、といった感じです。*1

「今じゃない、いつか」という表現もこのゼロからのスタートを表しているんですね。

 

副題である「AsteriskLive」は、彼女たちの目指すゴールである、年に一度のアイドルの祭典・アスタリスクライブのことを指しています。

「アイドルって、一体なんですか?」という問いの答えがそのライブにあると信じ、彼女たちなりに成長していきます。(もちろんその目標を掲げるまでにも色々あるわけですが)

 

好きになった理由

ここで、一人のファンとして、好きな対象に対して自分ができる最上級のことは「最初から最後まで好きでいること」だと僕は考えています。

例えばスポーツ選手や歌手だったら、デビューしてから引退するまで。

もちろん自分が好きである以上「最後」なんて無い方が良いのですが、もしその最後を見届けることができた時、自分自身がこの人(あるいは物)を好きでいられたという事実が誇りになると思っています。

それがデビュー当時から応援していたのなら尚更です。(最上級と言ったのはこの為)

何もこれは好きになった時が遅かったことを否定したい訳ではないです。

(そういう意味ではいつだかのえみつんの「出会った瞬間がラブライブ!の始まりだから」という言葉はある種の救いのようなものかも)

自己満足に過ぎないかもしれませんが、好きでいるならそれでいいんです。ただ、その「好き」を貫くことが大事なんだと考えています。

 

 

急に謎の持論を持ってきましたが、実はこれこそが、僕が「アイドルコネクト」を好きになった理由の根底にある考えです。

このゲームでは彼女たちが何を思ってアイドルへの道を進むのか、どう成長していくのか、最初から見届けることができる。コンテンツだけでなく、物語としても彼女たちの成長を見れるということは大きかったです。

 

 

アプリ自体は2016年の8月16日に配信されました。そのすぐ前にあった夏コミでゲーム内の曲が収録されているCDも発売され、僕もとても楽しみにしてたんですね。

 

予想通りハマりました

 

まずキャラの絵が可愛い。というか作り込まれてる感がすごい。

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ほんとに一つ一つの絵が丁寧に書かれてます。1枚目は最前列で春のライブを観てるところですかね(目線が上を向いてます)。あまりこの構図って見ないような気がします。

2枚目はドームライブでしょうか。月や空が青く照らされるほどに彼女が、そして会場が輝いてます。偶然目が合った(ように見える)ところって考えるとなんともエモい。ガチャ引いても全然出てくれないのでマジで課金を考えました。

この他にもとても素晴らしい絵がたくさんあるので、気になった方はツイッターの「アイドルコネクトbot」を見てみてください。

 

次に、ストーリーが面白い。ラノベ作家の石原宙さん、葉巡明治さんが脚本を担当しています。

なんと2人とも集英社の第10回スーパーダッシュ小説新人賞を受賞しているそうです。実際本当に面白かった

1000人もの応募者のトップなんだから当たり前か。

率直に言って、このゲームの真髄はストーリーにあると言っても過言ではありません。そこらへんは長くなりそう…というか長くなるので、別記事で詳しく触れていくつもりです。

 

音ゲーとしては、可もなく不可もなくって感じでした。というか未だに良い音ゲーと悪い音ゲーの違いをそこまで理解してないんですが。PVの11秒あたりに音ゲー画面が出てます。上から落ちてくるノーツ、バックで踊る3Dの女の子たち…あの大御所アイドルリズムゲームを彷彿とさせますね。

一つ残念だったのが、踊っているキャラの表情の変化が無さすぎるところ。ダンスは結構力を入れてるなーと感じただけに、キャラの目線がずっと一定なところに違和感を感じました…

YouTubeで「アイドルコネクト」と検索すればライブMVも見れますので、良かったら。

 

基本的には音ゲーをするorガチャを引くorキャラのレベルをあげるという単純なものでしたが、すっかりハマりましたね。デレステの複雑さに3日でアンストしてしまうほどの人間なので、むしろそのシンプルさが癖になったんだと思います。

 

曲も申し分ないものでした。

飛び出せ この世界を

真っ直ぐに 駆け抜けていこう

涙なんて見せない 今はまだ

羽ばたけ高く 手にほら

明日を捕まえに行こう

恐れないで 飛び立とう

9人は3つのユニットに分かれていて、これはそのうちの1つが歌う「STAGE」という曲です。歌詞から「前だけを見て、全力で突き進む」という強い思いが伝わってきます。

実際3つのなかで一番アイドルに対しての情熱が強いユニットなんですが、この歌詞と曲調が相まってとても力強い曲になってます。

元々自分がやる気を上げてくれるようなカッコイイ曲が好みだったのもあって、すぐに好きになりました。

普段全くCDを買わないんですが、即ゲーマーズで購入しました。もうそれからはずっと聞いてましたね… 

試聴動画もあるんでぜひ聞いてみて下さい。(STAGEは5:52からです)


アイドルコネクトCD『Feelings of girl』× 『初めまして、大好きです!』試聴動画

 

 

「アイコネ」が歩んだ軌跡

配信されてからはそのことしか考えてないんじゃないか?ってほど熱中してたんですが、ある日アイコネ公式Twitterがこんなことを言い出します。

アイドルコネクト公式 on Twitter: "【サービス終了のお知らせ】いつも『アイドルコネクト』をご利用いただきましてありがとうございます。ご愛顧頂いて参りました『アイドルコネクト-AsteriskLive-』ですが、誠に残念ながら2016年11月30日をもってサービスを終了させて頂く事になりました。"

 

そうなんです。

 

もうこの世に、「アイドルコネクト -AsteriskLive-」というアプリは存在していません。

 

 

自分自身、スクフェスデレステに次ぐようなリズムゲームになると勝手に思っていました。でも、そんなことはなかった。もはや彼女たちには「アイドル」を目指すことすら許されなかった。たった107日で、彼女たちの物語は「最後」を迎えたのです。

様々な事情でソシャゲがサービス終了するというのはよくある話ですが、まさか自分が直面するとは思いませんでした。本当に残念だった。「こんなに素晴らしいゲームに出会えて良かった」と本気で思っていただけに。

 

 

ですが、これは伝説の始まりにすぎませんでした。

 

サービス終了してから約1ヶ月後の2016年12月20日

 

彼女たちの物語は再び動き出しました

全く新しい読み物アプリ、『ストリエ』での連載が始まったのです。

「AsteriskLive」には収録されていなかった描き下ろしのお話が週一ペースで更新されていきました。

アニメ1話分にも相当するような長編は、ファンの間で感動を巻き起こすほど。

(プロの力ってすごい)

結果的にこの連載は2018年3月30日まで続くことになります。

なんと一年以上も続いたんですね。

見事に復活を遂げた「アイドルコネクト」でしたが、ここで終わりではありません

2017年2月28日には、9人のソロ曲が収録された3枚目のCD、『キミが一度笑うなら、千回わたしは歌うんだ。』が発売されます。

まるで「何があっても、私たちは歌うことを止めない」とでも言うようなタイトル。

泣かせに来る気満々じゃないですか。

 

更に、それが事実だと証明するかのごとく、同年8月18日には4枚目のCDである『Star*Trine』が発売されました。

そう、これは最初にお見せしたPVのテーマソングなんですね。

「アイコネ」シリーズの中で唯一の9人曲でもあります。

そもそも“trine”には、フランス語で「3重の」や「3人組」という意味があります。

3人で1つのユニットを成し、3つのユニット、計9人が一つの音を奏でる─そんな意味が込められているのではないでしょうか。

もちろんここには彼女たちの原点であり、「アイドル」へと向かい始める場所である「スタートライン」という意味もあり、ダブルミーニングとなっています。

(あれ、これ考えた人天才なんじゃね…?)

 

そして、9月17日には『Star*Trine』発売記念ライブイベントが秋葉原ゲーマーズで開催されました。

正直、リアルライブまで開催されるとは思ってもいませんでした。

さらに驚くべきことに、「アイドルコネクト」は世界展開さえも目論んでいます。

なんてこった。

アイドルコネクト公式 on Twitter: "【アイドルコネクト・STEAMローカライズ版リリース決定のお知らせ】現在、ロサンゼルスで開催中のAnimeExpo2018での発表のとおり、「Sekai Project」様のパブリッシングで、アイドルコネクトのローカライズSTEAM版の発売が決定しました!アイコネを世界にお届けします!#アイコネ… https://t.co/3jLKBxpQEk"

 

これまで紹介してきた通り、「アイドルコネクト」は長い時を経て、十分すぎるほどに復活を果たしました。そして、これからさらに発展しようとしています。

これを「奇跡」と呼ばずにいられるでしょうか?

少なくとも僕は、そう言いたい。

 

 

アイドルコネクトの「今」

彼女たちの笑いあり、涙ありの物語、そしてなにより成長していく姿を楽しめるのが、

「アイドルコネクト -AsteriskLive- ADVEdition Vol.01」というアプリです。

かつての「アイドルコネクト -AsteriskLive-」に収録されていたストーリーと、「ストリエ」に掲載されていたストーリーをフルボイスで見ることができます。

しかもタイトルにある通り、これはVol.01なんです。元々上巻という扱いでリリースされ、下巻、つまりVol.02の配信も予定されています。

あえてVol.という表現を使ったのは何かの伏線なんですかね…!?

ともかく、有料(¥480)ではありますが読む価値があると断言できます。

小さな奇跡を起こした「アイドルコネクト」を、そして成長していく彼女たちの姿をぜひ見て欲しい。

読んでくれれば、もっと深く彼女たちの魅力を知ることができると思います。

 

まとめ

結局最後は宣伝みたいになっちゃいましたが、「アイドルコネクト」の魅力は伝わりましたかね…?

マイナーではあるけど、そのまま終わってしまうにはとても惜しい気がする。

ADVを買うとまではいかなくても、「ほー、こんなものがあったのか」と思ってくれると嬉しいです。笑

「ストリエ」だと無料で面白い話が読めるので、興味を持ってくれた方はぜひ一度見てみてください~

https://storie.jp/

 

 

 

*1:自分でいうのもアレですが、結構上手い例えじゃありません?笑