「始まり」はその扉から ~Prima Porta Debut Single「CALL&GOAL!」発売記念イベント③感想~
2020年2月15日、人生初の声優さん接近イベでした。
といっても接近させて頂いたのは1人ではなく5人、つまりユニットでして。
名はPrima Porta(ぷりま ぽるた)。
インタビューサイト等では『次世代の声優界を担う5名から誕生した"ガールズボイスアクトレスユニット"』と紹介されていて、運営側もそれを押し出してるっぽいです。
1枚目のシングル「CALL&GOAL!」の発売を記念してミニライブ・お見送り会・お渡し会を含めたリリースイベントが計4回行われる*1ということで。
色んな方の助力(?)もあり、東京でしか手に入らない参加券を入手できました。
CD予約もその受取も全部人にやってもらったから、結局このイベントの為にしか東京行ってないんですよね…伝手ってすごい。
で、今回はそのイベントに参加して初接近を達成してきた感想です。
めちゃめちゃ楽しかったんですが中々深めな業を背負ってしまったので戒め系記事でもあります。
業を背負った接近話は「*お見送り会」にあるのでそこまで飛ばして頂ければ。
*Prima Portaとは
"Prima Porta"はラテン語で「最初の扉」という意味らしいです。
個人的に「始まり」「開始」とかの概念に傾倒してる所があるので、この訳を知って「名前良いな~」となったのは言わずもがな。そういうやつは大体好きになります。
読んでもらうに当たって、これを知っておけばとりあえず理解できるよ、程度のざっとしたメンバー説明です(自分の中で整理する為でもある)。担当カラーが名前とリストバンドの色になってます。敬称略。
◯
アイキャッチ画像真ん中。プロ・フィット所属の方で、ユニット内では最年長(「CALL&GOAL!」MVより)・ダンス歴が長いこともありよく他のメンバーから頼りにされてる印象です。
『ダンスや歌で意識していたこと』みたいな質問が来ると真っ先に"響く"答えを返してくるのがこの方で、その答える姿を見ても「情熱があって、真剣に目の前のことに向き合ってる人だ」と思わせられるんですよね。
その"意識していること"を淀みなく言葉にしてぶつけられるのが本当に凄い。
◯
アイキャッチ右から2番目。 高柳さんと同じくプロ・フィット所属で、「艦これ」「ウマ娘」が今までの活躍の場だった様です。
ぷりぽ以外に見かける場が無かったのもあって固定的なイメージはまだ余り無いんですが、背が低いことで(主に大西さんに)いじられたりとかなり他のメンバーに愛されてる(?)なあ、とよく思います。
次の3方はリンク・プラン所属。プロ・フィットの主要子会社なのでその系統で集められたんですかね。
「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の上原歩夢に声を当てています。ぷりぽにハマった、というか知った方の大多数はそこが流出源なんじゃないでしょうか。
Prima Portaの中では◯◯は××担当だね!みたいな話が初期の頃に上がっていたんですが、大西さんは『ビジュアル担当』だそう。しかもそれを本人も他メンバーも全会一致で同意しているのがはたから見てておぉ…となってました。
ヘマをする度に周りから長い間いじられてるので罪を憎んで人を憎まず、の姿勢で愛されてるんだと思います(本当か?)
◯
驚くことに15年以上オーストラリアに住んでいたらしいです。なのに全くそれを感じさせない日本語力があって、もちろん英語も流暢という語彙では足りないくらい流暢。
創作系の趣味が多いにも関わらず、それらの1つ1つがかなりレベルが高く洗練されていて『努力家』と称されるのも頷けます。
彼女がパーソナリティを務めるニコニコの生放送「It's 秀 Time!」が個人的に面白いと思ってるので是非。
◯
同じく虹ヶ咲の中須かすみ役として声を当てています。
「声優」として売るユニットなので当たり前なんですが、Prima Portaでの彼女は「かすみ」の声では全然無いんですよね。
むしろかすみには無い「格好良さ」を曲のソロパートで前面に押し出していると感じてます。
相良 私は、キャラソンって、キャラがあってその人の声があってこういう気持ちでっていうのがわかりやすいかなと思うんですけど、それがいざ自分の声でってなると「あれれ~?」って。
『5人組ガールズボイスアクトレスユニットPrima Porta、デビューシングル「CALL&GOAL!」インタビュー / https://www.lisani.jp/0000141892/?show_more=1』 より
「キャラ」という付加対象が無い中でどう「自分らしさ」を出していくか、の答えって結構難しいと思います。
付加対象があることで一定の方向に見えていた正解が、今度は自分の中にしかない状態。
自分が「格好良い」っていう印象を相良さんから受けたように、そんな曖昧な中で"与えられた物"と"受け止めた物"が上手く噛み合うような消費の仕方が良いなあと思ったりします。個人としても、ユニットとしても。
*ミニライブ
本題の発売記念イベントの感想です。時系列にそれぞれ思ったことを書きます。
リアルの写真が載ってる記事ってめっちゃブログらしいですね。
場所はAKIHABARAゲーマーズ6F。
開場30分前に到着して階段を上ってたら既に待機列ができてるという。
虹ヶ咲1stの時は開演5分前に到着して全くゆっくりできなかったので流石に余裕を持って動くことを学びました。お台場に溺れなかったのは偉い。
座席先着順っていうめちゃくちゃ不穏な言葉が聴こえたんだけど気のせいかな
— サト (@Sato_BeginninG) 2020年2月15日
そんなことある??って思ったけど普通に座席は抽選でした。
2列目はやばいでしょ……実際やばかった。また虹ヶ咲1stを引き合いに出しますけど、あの時(アリーナ最前2列目でした)の比じゃ無くやばい。自分とステージの距離、5mも無いんだけど??
語彙が無くなりかけた所でPrima Portaの5人が登壇。
①トークパート
自己紹介を兼ねたトークコーナーから開始。お題箱から引いたテーマについて語る。
・Prima Portaとしてこれからやりたいこと
それぞれメンバーの出身地に凱旋したいよね、と話す5人。
相良さんが京都、首藤さんが大分だったりと結構ばらけてるので確かに良さそう。
シドニー凱旋に備えて今から貯金しておきます。
・××の良いところby◯◯
××の良い所を◯◯が挙げていくお題。なぜか4回くらい連続でこれが出てきてましたね…。
大西さんが秀さんの良い所を挙げる…と思いきや、「秀ちゃんの良いところわかる人~~?」と挙手させるという。ちゃんと4人とも手を挙げてたところで笑ってしまった。。
結局1人の良いところを他の4人がどんどん挙げていく流れに。こういうの、リアルタイムで進むイベントって感じで良いなあ。
首藤さん曰く「秀ちゃんは"ながぶち"だよっ!」と。誰も理解できなくて会場が静まる。
九州出身の長渕剛みたいにパンクな(?)努力家だと言いたかったみたいで、相良さん秀さんに「ちょっと理解できないかな…笑」と一蹴される。
他にも相良さんが大西さんに「さっすがファイナリスト!」と言うと*2「(ファイナリストに)なるの結構大変だったんだからな!」と返したり、下りは忘れたけど首藤さんが大西さんに「頭おかしい」と直球すぎる発言をしたりと普段の雰囲気が垣間見えて良かったです。
②ライブパート
セトリ順にダンスの感想を。MVでは見られない曲の振り付けを間近で見れたのは素直に嬉しかった。
・CALL&GOAL!
これはMV通り。ステージが狭くてもフォーメーションに忠実で、目の前で何回も見たダンスが行われてるって凄いってずっと言ってました。
ブレードの振り方にアレンジが効きやすくて意外な楽しみ方が見つかった。
・朝焼けアプローチ
基本的に歌詞とダンスが一致しているように感じられたらもう「良」ですよね。
朝焼けもそれでした。
「朝焼けが世界をそっとうるおす 神様が息を吹き込むように」のところでは5人が放射状になって腕を体全体で伸ばして、一気に引き戻す。
吹き込まれるのは刹那的な「息」だからそういう演出なのかな。静かな躍動感があって良。でした。
・
昨年末のアニソン!プレミアムFes.で初めてフルで披露された曲。
1st SGの中では一番歌詞とダンスがリンクしてると感じた曲でもあります。
最後にポーズを決める文化は見てる側も普通に楽しくなれて嬉しい。
・GO! BRONCOS GO!
これが一番予想外かつ一番楽しかった曲。プロバスケチーム「埼玉ブロンコス」の応援歌なんですが、「ブロンコス(=暴れ馬)」の名の通りダンスに"馬"要素が多い…!しかもちゃんと可愛い。
コンセプト通りダンスも激しい。後半になっても全然疲れが見えないし並ではない体力作りをしてるんだろうなと。
・CALL&GOAL! (Yell for SAITAMA BRONCOS ver.)
表題曲の「埼玉ブロンコス」応援版。持ち曲5つの最後だったので精一杯楽しめた。
表題曲で始めて表題曲で終えることができるのか、と構成に唸らされた。
ミニライブと言っても5曲+間のMCで30分以上。
終わった後の充足感と多幸感が凄かったですね。2020年のライブ初めとして最高のものでした。
*お見送り会
業を背負った話です。
システムとしては右から内田さん、首藤さん、高柳さん、大西さん、相良さんがステージ上に並んでいて、机を挟んでオタクがその順に感想などお話していくものでした。
要するにアイキャッチ画像の右側のキャストさんから話していくという感じ。
自分的には「一人一言ずつ感想とか言いたいな~」くらいの気概でいたんですが、始まる前に司会の方から「時間が押してるのでなるべく止まらずお進み下さい」とアナウンスが。
多分「お疲れ様でした~」とか「楽しかったです」とかを言いつつ、とにかく止まらず進んで欲しいってことなんだと。
いや、多分お見送り会ってそういうものなんだろうけど、せめて一言くらい言いたい…。
欲を言えば、ありきたりなものじゃなくそのイベントでこそ抱いた"感想"を言いたいんですよね…傲慢かなこれは…
前の席からお見送られるためすぐに自分の番が回ってくる。
ステージに上がったらとにかく「何か言うこと」に意識が向いていて、移動する速さ云々は自分の頭にすっかり無い訳で。
内田さん、首藤さんには一先ず伝えたいことは伝えられた。2人とも「ありがとう~!!」とか「嬉しい!」みたいなことを言って頂けて嬉しかったですね。何言われても会話できるだけで嬉しいんですが(ちょろいオタク)。
そして、さて次は高柳さんだ…!という所で。
背中に力が加わった感覚。
…すぐ気づきました、これは「早く進め」というスタッフさんの念。というかナチュラルにステージ下から手で押されている。
左側(自分の進行方向)を見れば、自分の前に並んでいたはずのオタクはいない。
あ~これ早く進まないとダメなやつだ。けど、残りの3人におざなりな言葉はかけられない。。
結果、自分が選んだのは「とりあえず列を詰まらせないよう最後(=相良さんの前)まで一気に進んで、できたら2人or3人に何かしら感想を言う」ことでした。一人一言は無謀だと判断。
……高柳さんと大西さんの顔をしっかり見た記憶が無い。え、もしかして素通りした?お二方の前を??
「何かしら言う」って言っても言葉を選びすぎて、列を詰まらせないことに夢中で、結局何も言えず終いのまま通り過ぎてしまった…。
もはや残念がる暇も無く相良さんの前まで進む。
しかもここに来て感想が出てこない。0.5秒くらい上目遣いで見詰められてしまったのもあって完全に思考が止まる。
せめて何か言わないと…ありきたりでもいい。
次の日にPrima Portaの生配信があることは決まっていたので「明日の配信、楽しみにしてます~」とだけ言う。思いつけばすんなり出てくるんですけどね…。
すごい勢いで両手を振りながら「ありがとうーー!」って言って下さる相良さんにお見送られて降壇。
失敗した…無難に「楽しかったです~」とか言いながら通り過ぎた方がまだ良かったんじゃないか…。
しっかり平等に感謝なり応援なりを伝えられなかったのが本当に心が痛い。本命の方もいなかったから尚更…。
お見送り会って難しいですね。ここを完璧にできれば大成功で終わったんですが。
大西さんと相良さんなんて次いつ接近できるか分からないし、惜しいことをしたな~と。
翌日の生放送では、2ndシングルの発売・1stライブの今夏開催が決定しました。
どんな形でも「これからがあること」って本当に良いことだし、それが決まった瞬間は嬉しいですよね。
楽しさ9割、反省1割のイベントでした。
自分も「これから」に向けて色々考えようかな…主にお渡し会での振る舞いについて。
*1:後に5回目が追加されました。
*2:大西さんは過去に全日本国民的美少女コンテストのファイナリストになっています。