始まりを知りたい

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それは、セカイを変えるスタートライン。

i☆Ris 6th Live Tour 2021 ~Carnival~ 仙台公演 感想

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ここ数本の更新ライブ感想しか書いてない気がしてたら思ったよりそれ以外も書いてて安堵してるオタクです。

 

6月20日(日)にi☆Risのツアーに1公演参加してきたのでその感想を書いていきます。

適度に予習をしてきた上で臨んでやっぱアイドルって…いいな~!となったのと、そもそもi☆Risのライブで感情になった…!みたいな記事が思ったより少なかった(アーティストの性質的に?)ので備忘録も兼ねて。

 

 

【注】本記事の筆者はプリパラ(アイドルタイムプリパラ除く)視聴済み、i☆Risの曲はプリパラ曲+主なアニメ曲を知っている位の履修度です。ガチのオタクの感想ではないので偶然辿り着いたi☆Ris推しの方などはご容赦ください。

 

 

前情報

ライブ前に予習した情報まとめ。

仙台公演の前に東京・愛知・福岡の3ヶ所で公演をしていたので意外と情報はあったイメージ。

 

○本来は去年(2020)の4~6月に開催予定だった

○ツアー自体は去年3月発売のアルバム「Shall we☆Carnival」を背負ったもの

○↑なのでリスアニさんのアルバムレビュー記事*1を読んだ

○仙台公演の前まででセトリは場所・昼夜問わず固定

ツアー3ヶ月前の2021年1月に澁谷梓希さんの卒業・それに伴い5人体制に移行することが発表

○曲・振りの予習etc.

 

 

例え自分でなくても、今回のツアーに当たって1番触れておきたいのはやっぱり1人のメンバーの卒業だと思う。

 

パンフレットのインタビューを読んでも「今まで何百回も踊って無意識レベルにまで定着させたパフォーマンスを、6人のものから5人のものへ上書きできるのか?」はメンバー全員が意識しているんだ、という印象で。

 

実際「6」っていうメンバー数だからこそできた2-2-2で分かれる振り付けや魅せ方*2は過去のライブ映像やMVにもあったから、そこをどう変えるんだろうな~という見方はありました。

 

実際ここで考えたことをライブ中もしっかり覚えてる訳はなくて、「あ、この振りはこう変えたんだ」と思う場面は皆無だったのだけど…。

それでも久保田未夢さんの「5人のi☆Risもいいな、と思わせるようなライブをしたい」という言葉の通り、5人だからここが不満だったなんてことはなくて。

誤解されそうな言い方を取ると最初から5人グループだった、と言われてもなんの違和感もなかったと思う。

 

これは卒業したメンバーがいなくてもi☆Risは何も変わらなかったということを言いたいんじゃなくて、むしろそう見紛うほどそのメンバーの穴を完璧にカバーできた、今までの無意識を意識的な上書きができたことの証明なんだと言いたい。

 

いかに良い演出・パフォーマンスをステージでするかも大事だけど、それ以上に「いかに穴のないパフォーマンスをするか」の方が重いと思います。見る側にとっても演者のメンタル的にも。

だからそういう意味ですごく完成度の高いステージを見れたんじゃないかなって。オタク冥利に尽きますね。

 

 

 

曲ごと感想編

1番言いたかったこと言っちゃった気がする……ここから本感想です。

特にこれめちゃめちゃ良かったな~!ってやつを厳選してます。セトリ全部書こうとするとパフォーマンスじゃなくて曲そのものの感想書きがちなので…。

 

【セットリスト】

01 FANTASTIC ILLUSION

02 ドリームパレード

03 HAPPY NEW WORLD☆

-MC-

04 TIN TONE

05 Daily Berry!!

06 Goin'on

07 Endless Notes

幕間-場面転換-

08 Spending

09 One Kiss

-MC-

10 泡沫の光

11 夢中グラフィティ

12 ハピラキ☆Dream Carnival

13 §Rainbow

14 アルティメット☆MAGIC

 

EC1 Make it!

-MC(ニューシングル発表・グッズ紹介etc)-

EC2 Realize!

 

 01 FANTASTIC ILLUSION

ライブのオープニングキャッチとして強すぎる……ボルテージ一気に上げるのにこれ以上の曲ある??

 

曲として強いのもそうなんですが、

「本日はお越し下さり 誠にありがとうございます (セリフ)」

「さぁもっと胸躍るような It's a show time!」

みたいに「見る側がいる世界」を変えるような言い回しが歌詞に多い。

 

元々アニメ「手品先輩」のタイアップだったからそっちに寄せたんだろうけど、ライブの先頭曲でここまで進化する曲だったのエモいなって…完全に掴まれた。

 

 

02 ドリームパレード

プリパラのオタクになった曲その1。

 

04 TIN TONE,  05 Daily Berry!!

ライブ全体の話になるのだけど、初i☆Risの現場で驚いたのが冗談抜きで8~9割くらいのファンが振りコピしてるんじゃ…?っていう。

正直そういう雰囲気の現場に全く行ったことがなかったからめちゃめちゃ新鮮だったんですよね。

 

これかなぁと思った理由がYouTubeavex公式に雑に数えただけでも20本近くダンスverのMV?があって、他よりも振りの文化がファンに浸透してるのかなと。(DIALOGUE+とかもそんなんなのかな…?)

どちらかというとファン出発の文化な気もするけど、うわ…「一体感」ってワードこのために存在してたんだな…ってくらいだった。

タイアップでも他と比べたらメジャーな?曲でもないはずのこの2曲がそうだったから、今考えると1番i☆Risファンの熱を感じた部分かもしれないですね。

 

あとTIN TONEはまじで良い曲なので聴いてくれ……

 

 

06 Goin'on

プリパラのオタクになった曲その2。

 

07 Endless Notes, 10 泡沫の光

バラード曲が最高すぎた。

この2曲はA, Bメロを各メンバーが順に歌ったあとサビで全員が歌い出す構成なんですが、「サビ前の1人歌唱」で作り上げてたしっとりさが「サビの5人歌唱」になった瞬間に一気に「荘厳」に変わったんですよね。

 

これに関してはホントに語彙のなさを悔やんでるんですが、単純に歌が上手い人が5人で同じ歌詞を歌い上げるときのインパクトはこれ以上なくやばい…。音圧を浴びてた。

 

暗闇に浮かぶ5本のスポットライトがメンバーを照らす演出もただただ綺麗すぎて。

 

「自分がオタ活する中で横目で見ていた程度のi☆Risらしさ」が完全に覆されたステージで、演出、歌唱、パフォーマンス全てにやられました。

オタクがあまり意識してないところからめちゃめちゃ鋭い武器を突き出せるアイドルグループ、強すぎない…?

 

 

幕間 -場面転換-

このライブツアーのコンセプトというか、1つのテーマに「(昼の部・夜の部関係なく)1つの公演の中で『昼』『夜』をイメージする」というものがあったみたいです。*3

 

正直これだけでも新鮮だな~と思ったのだけど、2つの場面をライブの演出として持ってくるためには必然的にライブの開演から終演のどこかにその『昼』と『夜』を切り替える瞬間を用意する必要がある。

その切り替えの瞬間が、本当だったら演者の衣装替えだったりステージのセットが書き換わる「幕間」の時間で。

 

演者の持ち曲のアレンジを流したりバックの生バンドが演奏で魅せるようなボルテージの保たせ方は見たことがあったけど、その幕間を昼→夜っていう場面転換に使うのがすごいな~って思いました。

 

実際この幕間の後がSpending・One Kissと暗色系・大人っぽい寄りの曲だったから、これがあることで違和感なくセトリが流れていくんですよね…ライブデザイナーってすご。

 

EC1 Make it!, EC2 Realize!

プリパラのオタクになった曲その3と4。両方大好きだけど好き度爆上がりしました。

Make it!が多分元々ダンスなしの予定だったっぽくて、誰だったかは記憶が薄いけど曲のあとの「踊りたくなっちゃうよね~」に頷いてしかいなかった。

 

個人的に茜屋さんの低音がめちゃめちゃ好きなので歌ってくれて満足です。プリパラ1話Make it!のオタクなので…

 

 

 

 

そして今夏に20thシングル「Summer Dude」リリースが発表!めでたい!多分聴いてるでしょう。

 

 

 

全体感想編

声出し禁止でもめちゃめちゃ楽しかった……起立OKだったのはやっぱりでかいですね。

2次元も3次元もそこまで関係なくアイドル(が立っているステージ)が好きっていうのは自分の中にあるんですが、i☆Risは何も足すことなくただただ「アイドル」なので、それを目の前で見られて良かったなって。

 

予習した範囲はほぼ今回のセトリ曲の範囲だけだったから、ぜひi☆Risのオタクが読んでいたら布教して欲しさ。

 

「Carnival」無事に成功するといいですね。

*1:

www.lisani.jp

*2:例えば「Endless Notes」2番Aメロの『強く抱きしめて』の振り付けとか

*3:ツアーのタイトルロゴに太陽と月があるのもそれですね